片山将宏看護師「夏場の食生活」

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講師
片山将宏看護師
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脳卒中は、わが国では死亡原因の第4位を占めます。また、介護が必要となる最大の原因であります。さらに、脳卒中再発の脅威や、後遺症とともに生きることが求められます。脳卒中の再発予防には、高血圧のコントロールが重要であり、食生活など生活習慣の是正や、糖尿病など基礎疾患の「疾患管理」が必要です。また、脳卒中は、後遺症の程度によっては、それまでの仕事や役割の継続のため、疾患管理に加えて、身体機能の維持および向上を目的とした継続的なリハビリテーションや脳卒中後うつ予防といった「合併症管理」が必要になります。このような、脳卒中サバイバーのセルフマネジメント支援が不足すると、脳卒中サバイバー(脳卒中を患いながらも、自宅で生活する方)が、それまでの生活や人生そのものを縮小させてしまいます。私は、「疾患管理」や「合併症管理」だけでなく、その人らしく健康的で生きがいを感じながら生活すること(well-being)がセルフマネジメント支援で重要と考えています。

コロナ禍のため、脳卒中サバイバーが病院等の医療従事者よりセルフマネジメント支援を受ける機会が減少しているいま、オンラインで生活習慣病に対する知識を得て、各個人のセルフマネジメント力の向上を図っていきたいと考えています。

講師

片山将宏看護師

看護師として20年のキャリアを持っています。
2013年に滋賀県立大学人間看護学部の修士課程を修了し、同年に慢性疾患看護専門看護師を取得しました。慢性疾患看護専門看護師を取得してから、大阪の総合病院で外来患者さんを対象とした看護外来を開設し、生活習慣病の療養支援を起こってきました。
2020年に、母校の滋賀県立大学人間看護学部の講師に着任し、後任育成と脳卒中の方々への研究に取り組んでいます。

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